LA VITA SINGAPORE

心と魂の癒しをあなたへ

Deepavaliのお祭りで

Deepavaliのお祭りで

こんばんは、ひとみーなです。

今日は久しぶりにリトル・インディアを訪れました。
リトル・インディアの入り口近くの横道は封鎖され、臨時のブースが立ち並びます。
夜は、オーチャード・ロードよりもド派手な光のアーケード。それはそれはもう、華やか。

私が関わっている、NuLife Care & Counselling Services http://nulife.com.sg (先日、ここのダイレクターに就任しました)は、毎年そこでブースを出しています。昨年は、食べ物に困っている約200家族に、チキン2羽・ラム2キロと玉ねぎ・ニンニク・ナス・食用油などの食料品を分配しました(フードレーション)。

今年のテーマは、「自殺防止」。
自殺したくなるくらい参っている人に気づく、自殺したくなるくらい参っている人にはそれを思いとどまらせる、ということ。

多くのボランティアたちが、小さな募金箱を持って、リトル・インディア中を歩き回っています。

5月のブログ(http://lavitasingapore.com/2018/07/29/post-1082/)に書いた、自殺未遂2回の元クライアント。彼女に再会しました! 彼女は、ボランティアとして、今回の活動に参加してくれていました。「元自殺未遂者」として。

ああ、本当に立ち直ったんだな、もう自殺はしないな、と確信。よかったよかった。

もう一人、気になるボランティアがいました。
24歳、インド系ローカル、超小顔で超美人。Tシャツから覗く腕には、地肌が見えないくらいの刺青。

丁度、ボスが来たので、聞いて見ました。
「若い子って、入れ墨をするの?」

ボスの説明によると。。。

彼女に初めて会ったのが9年前、15歳の時。彼女は、家庭に多くの問題があり、自殺未遂を何度も犯し、手首には、リストカットのためらい傷は、何箇所どころか、数十箇所。刺青でその傷を隠すことで、今は気分がいいそうです。だから、彼女は堂々とその傷と刺青を見せてるし、ボスもそれを了承してる。

今は精神状態も安定し、高校も大学も卒業し、今はなんと、大学院のカウンセリング学科に通ってるって!それも私も母校。

自分がどん底まで苦しんで、そして立ち直って、今度は同じような境遇の人を助けたいと思う、その気持ち。どこまでも応援したい、と思いました。

どう応援しようかな。。。思うだけなら誰でもできるけど、私は、行動に移したいので(笑)。

シンガポールには、自殺したい!とか緊急を要する精神状態の時の助けとなる、24時間のホットラインがいくつかあります。真夜中に電話しても、ちゃんと対応してくれる。自殺を止められる。日本についてはどうだかわかりませんが、こういった取り組みを、もっと多くの人に知ってもらうといいですね。

残念ながら、日本語の対応はしていないと思います。シンガポールで使われている英語・北京語・マレー語・タミル語以外の言語での対応はどうなんだろう・・・日本語で対応できるなら、利用してくれる人いるのかしら・・・これは、もう少し考えます。

因みに、
スピリチュアリズム的にいうと、
「自殺」は、「神」から与えられたこの肉体を自分の手で断つということで、非常に業(カルマ)が深く、霊界に行ってもかなり苦労する、この世に再生してもその業の解消が大変だと言われて行きました。
近年、それはちょっと違うかも、という議論がなされています。

何故なら、ミディアム(霊媒)による霊界通信(スピリット・コミュニケーション)で、霊界にいる多くの自殺した霊達が、「今は大丈夫」というメッセージを伝えて来てくれるから。

そういうメッセージを総括すると、「自殺」がある意味、「帰還の方法(いわば、病死・事故死・自然死等と並ぶ、肉体の無くなり方)」の一つではないかと。予定されたものではないかと。

でもそれを良しとしてしまうと、ある意味、社会的モラルが崩れてしまうので、それを認めないと言っているのではないかと。まあ、自殺防止措置。

何れにしても、この肉体をまとい地上での困難を覚悟して生まれた私たちは、できる限りその困難を乗り切らなければならない運命です。困難を逃れて自殺してしまったら、やっぱり業は深くなる気がします。。。
*この辺は、スピリチュアリズムの講座でご説明しています。

またまた余談ではありますが・・・
以前、大学院のエッセイのテーマとして、若者の自殺防止策についてかなり調査しました。シンガポールの若年層の自殺原因は、なんと、①恋愛関係、②家族関係、③学業ストレス、なのです。まあ、その年代の分け方にもよりますが。

シンガポールの学業ストレスは、半端ないです(韓国ほどではないですが)。日本人の数倍勉強させられてますね。普通の幼稚園児で、2桁の足し算してます。ドロップアウトもあります。元クライアントのお嬢さんは、11歳で受ける全国試験(PSLE)で算数が基準を満たせず、ドロップアウトしました。まあ、この話はまたいつか。

なんか、また、タイトルにそれた話になってしまいましたが、皆様、良い週末をお過ごしくださいね。

About The Author

Hitomi Sano
La Vita Counselling & Spiritual Care代表
佐野 仁美 | Hitomi Sano

心理カウンセラー・サイコセラピスト
バッチ財団登録 プラクティショナー(BFRP)
スピリチュアリスト・ミディアム&ヒーリング・ミディアム
通訳・翻訳(金融、企業法務、心理カウンセリング、スピリチュアル全般)
英国Supiritualists’ National Union (SNU) 正会員, SNU 認定ヒーリング・ミディアム

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