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イエスの少年時代・成年時代

イエスの少年時代・成年時代

メリー・クリスマス!ひとみーなです。
きっとステキな時間をお過ごしのことと思います。

イエス・キリスト聖誕祭、ですね。
忘れていましたが、私は幼稚園、中学高校と、カトリック系の学校に通っていました。この時期、ごミサとかにも行ってましたかね。そういえば「ナザレのイエス」という映画を、中学の課外授業でみんなで観に行き、聖母マリア役オリビア・ハッセー(歌手布施明の元嫁)の美しさにため息ものだったことを思い出しました。

今日の午前中の遠隔ヒーリングが終わる頃、ふと、
「イエスの少年時代と成年時代の本を読まなきゃ」というインスピレーションが湧いてきました。もう廃業してしまった潮文社のこの2冊ですが、ずっと前に頂いた貴重な本。ちょっと読んだきりそのままになっていました。

今日はこの2冊を読了。

この本は、スーパー霊能者ジェラルディン・カミンズ女史が「十字架の使者」という霊団からの霊界通信で口述されたものです。カミンズ女史は、マイヤーズ霊からの自動書記「不滅への道」(国書刊行会。抄訳は「永遠の大道」という名で潮分社から出版)や「個人的存在の彼方」(国書刊行会)で、スピリチュアリズム思想に大きく貢献してきましたが、日本では今ひとつ有名ではないかも。

お話は、母マリヤの少女時代から始まります。

彼女も若い頃はガリラヤの野山で自然と戯れ「神」と会話をする少女でした。そんな浮世離れした少女が、大天使ガブリエルから処女のまま受胎告知され、幼馴染の大工ヨセフと結婚し、貧困と厳しい世間の目の中でイエスを生み、育てます。

「少年時代」「成年時代」通じて、母マリヤと父ヨセフの非常に人間らしい苦悩が描かれています。またイエスには5人の弟・妹がいて、家族間の確執より度々家出することに。

彼もまた母に似て、野山で神と語らう少年でした。いろんな出会いがありその霊力が発揮され、最初の「神霊治療(ヒーリング)」は妹レアを熱病から生還させたことでした。

幼い頃から霊界の愛を学んでいたイエスは「神の子」という自覚はありましたが、「神」が彼をどう使いたいかを模索する日々を過ごします。多くの人に出会い、荒野をさまよい、そして洗礼者ヨハネと出会った時、それを確信します。「神の国を作る」、そしてそれは個人の心の中にある、と。そして叔母(父ヨセフの妹)のマリア・クローパスが長きに渡って彼の理解者でした。

そこからのイエスの業績は新約聖書には書かれていますが、この霊界通信からだと、どうやら若干違います。

新約聖書は、西暦4世紀前半にローマ国教として認定され、それ以降、政治利用のために改ざんされてきています。「聖母マリア」とされる母マリヤは、この本を読む限り、非常に人間らしくいろんな感情の中で揺れ動いています。父(養父?)ヨセフも、次男トマスや3男ヤコブのイエスに対する嫉妬に振り回されるし。

十字架は元々は、人類最初の殺人者カインが弟アベルを殺害した時に額に記したもの。それをイエスは自分たちの活動の印として選び、平和を願います。

磔刑後、イエスは復活します。側にいたのは、叔母のマリヤ・クローパスと、マグダラのマリア。後者は新約聖書にもよく登場するし、絵画のモチーフにもなってるし、有名ですね。母マリヤもいたようですが、この本の最後の存在感、薄!。

肉体の死後40日もの間、弟子のいる各所に出没し、言葉を伝えていますし、その身体(霊体)にも触れさせています。

イエスは、富めるものも貧しきものも、皆、神の子ととして平等に扱いました。神への信仰は「愛」の実現だとし、隣人を愛すること平安、心の平穏を唱えました。

もし私が10年前にこの本に出会っていたら、どう感じていたでしょう。
もし私が5年前にこの本に出会っていたら、どう解釈していたでしょう。
この本にも、今の世を生きる重要なことが書かれています。

これを信じるか否かは、皆様の直感次第。

私にとって、今、必要な本だったと思います。
改めて、スピリチュアリズムの哲学(フィロソフィー)の大切さを感じさせてくれる本。そして霊界の伝えてくれるメッセージは全くブレがない。因みにこの原書は1937年と1949年に発刊されています。シルバーバーチと同時期ですね。

つまりは、おすすめ図書の一つです。
本屋で並んでないかもしれませんし、入手難しいと思いますが、是非機会があれば。

では、Silent Night, Holy Night…穏やかな夜となりますよう。

About The Author

Hitomi Sano
La Vita Counselling & Spiritual Care代表
佐野 仁美 | Hitomi Sano

心理カウンセラー・サイコセラピスト
バッチ財団登録 プラクティショナー(BFRP)
スピリチュアリスト・ミディアム&ヒーリング・ミディアム
通訳・翻訳(金融、企業法務、心理カウンセリング、スピリチュアル全般)
英国Supiritualists’ National Union (SNU) 正会員, SNU 認定ヒーリング・ミディアム

Comments & Trackbacks

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  1. ひとみさん、いつもありがとうこざいます。
    年末多忙でこちらにお邪魔する事が出来ていなかったのですが、このブログ内容にシンクロがありました。

    十字架が額にうまっている事を忘れずに生きなさい、と、夢でハッキリと伝えられていました。
    30代の中頃に見た夢だったのですか、その頃は解読出来ませんでした。
    ただ、その後 私はキリスト教でもどこの宗教にも属していないにもかかわらず、イエス様との繋がりが深いよに感じていました。

    平和という事への意識が人よりもとても強くある事も認知していましたが…….このような意味があり、今この時点で納得する事に至るとは驚いています。

    今日こちらを訪れ、この内容を拝読させていただき、とても腑に落ちたところです。

    平和、いのち、辛い境地にたつ人々、そこに自身の活動ポイントかあるよに感じています。

    ひとみさんとのご縁 心から感謝いたします。

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