スピリチュアリズムから見た「自殺」
だいぶご無沙汰してしまいました。ひとみーなです。みなさま、お元気ですか?
シンガポール自粛期間中から、各種講座や瞑想会、練習会、セッションをZoomで開催してきました。それ以外の大きな仕事もあり、バッタバタでしたが、元気にやっております。
ブログネタも溜めてはいたのですが・・・
やはりこのことには触れないわけにはいきません。
7月18日、将来を嘱望されていた一人の若い俳優が、自らその命を断ちました。
子役時代からテレビドラマに出演されていて、私も彼の真摯な演技に感銘を受けた一人です。ミュージカルも生で観たかった・・・
カウンセリングの現場から言うと、自殺を考える方のほとんどは、何かしらの「サイン」を出します。その彼の異変に気づかなかった関係者、友人、家族の方々は本当にショックを受けていると思います。 何故気づかなかったのか、なぜ助けられなかったのか、ご自身を責めていらっしゃる方も多いでしょう。
死の前日もお仕事をされていたようです。本当かどうかはわかりませんが、遺書も残されていたとあります。何かがトリガーとなって、もう耐えられないと事態なったのかもしれません。限界だったのでしょう。相当覚悟も必要だったのでしょう。未来が見えなくなったのでしょう。希望がなくなったのでしょう。
まずは、頑張りましたね、お疲れ様でした、しばらくはゆっくりお休みください、そうお伝えしたいところです。「しばらくは」です。
私たちは肉体を失くしても、魂は存在し続けます。
これは私たちのような「ミディアム(霊媒)」が故人と通信できると言うことで証明されています。
証明はされませんが、私たちには前世があり、今の人生があり、そして新たに生まれ変わるかもしれません。それは何のためか、考えたことありますか?なぜ今を生きているか、考えたことありますか?
それは、楽な暮らしをするためではなく、有名になるためでもなく、自らいろんな経験をし、苦難を乗り越え、魂を成長させるため。
一般的には、神は乗り越えられない苦難は与えない、そう言われています。あくまでも、一般的に、です。彼の場合は、それ以上の大きな苦難だったのかもしれません。これは神のみぞ知る、です。
これも一般的な話ですが、その命を自ら放棄するという行為は、自ら、そして他人の魂を傷つけるということになります。
自殺した魂は、普通の光の世界とは違う、暗いどんよりとした世界に留まるとも言われています。自殺霊は、自殺したことも忘れ、また死ななくてはと思い、他の自殺願望の人に自殺をほのめかすとも言われています。死んでも死に切れない、ということです。
そうは言っても、自殺した霊もたまに、ミディアムシップのセッションに現れ、「今までありがとう、僕はもう大丈夫だよ」、そう言ったメッセージをくれることがあります。これは何故か考えてみると、そのような霊が暗い世界に居続けているとは、私には思えません。
この場合はおそらく、自殺した方の成仏を願う、私たち地上の人の想いが通じ、一筋の光が見えたのではないでしょうか。暗い世界から抜け出す、希望の光が見えたのではないでしょうか。
私の友人も、自殺をしました。友人たちと、多くの祈りを届けました。そして、彼女はたまにミディアムシップのセッションに現れ、今は魂の勉強に興味があると言ってくれています。
自殺という行為は、自分が苦難から逃げたいという利己的な行為であるし、関わる人に心の傷を負わせるという、本人にとって来世の大きなカルマを作り、関わる人には今世でも立ち向かわなければならないカルマを作ります。
作ってしまったものは仕方がない。受けてしまったものは仕方がない。
解消していきましょう。
今世で解消できるか、来世で解消できるかわかりませんが、やるしかありません。
時間はかかるかもしれません。
でも私たちは前を向いて進むほか、ありません。
「しばらくは」ゆっくり休み、そして多くのファンや関係者・家族・友人の祈りが届き、彼の魂がゆっくりと前に進むことを、心より祈ります。
しばらくぶりのブログ、重い話になりました。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
前を向いて暮らしていきましょう。
自殺しようなんて思ってたら、すぐ連絡くださいね。