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思考のクセ①:思考のクセの生まれ方 その1

思考のクセ①:思考のクセの生まれ方 その1

こんばんは、ひとみーなです。

コロナで激変した生活スタイルもようやく落ち着き、いろいろ仕切り直しますか、と思っている今日この頃ですが、
皆様お変わりありませんか?

こんな状況でもオンラインや、最近では対面でのカウンセリングの現場で日本人やローカルのクライアントさんと接してきて、いろいろ思うことがあります。

皆さん、ご自分の「思考のクセ」で、知らず知らずにご自身を苦しめているケースが多いのです。

「思考のクセ」・・・心理学用語で「認知の歪み」とか「Cognitive Distortion」とも呼ばれます。解りやすい例だと、「白か黒か」はっきりさせないと気が済まないとか、「〜すべきだ、〜しなければならない」といって自分や他人を縛り付けてしまうとか。

自分の思考には、ある種のパターンがあります。それが常にネガティブな方向に行ってしまうとそれこそ気を病んでしまいます。自分の思考パターンやクセは自分では見つけにくいかもしれませんが、ご参考のために、今後少しずつ解説していこうと思います。どうぞセルフケアにお役立てください。

初回は、どうやって思考のクセが生まれるか、その1、です。

私たちは日々の生活の中で、多くの人たちと関わって生きています。もちろん、全員自分とは別人格です。その言動は、自分が想定していたのとは違っていて当然です。その言動に対してどう思うか、どう感じるか、皆さんそれぞれパターンがあります。それを「自動思考(Automatic Thought)」とも呼びます。

では、それがどうやってできるのでしょう。

原因① 幼少・子供時代の記憶
小さい頃よく聞いた、ご両親の口癖ってなんでしょう?

「長男(長女)だから、しっかりしなさい」
「あなたはお勉強ができるから(できないから)頑張らなければダメ」
「お父さん(お母さん)のような人間になってはダメよ」
「あなたはいい子(ダメな子)ね」
「お父さんのように立派になりなさい(私のようになってはダメ)」

こんな言葉を聞いたことがあるかもしれません。それが記憶の中に刷り込まれている可能性があります。

「あなたは老後の私たち(先祖のお墓・仏壇)の面倒を見なければダメ」

こんな言葉を聞く方もいるでしょう。あるいは、その存在を無視されて育ってしまったかもしれません。

子供は生来的に親の愛を求めます。親から可愛がってもらいたい、注目されたい、愛されたい、そう思うのが当然です。

親から気に入られたいがために、自然と親の言う通りにしようと頑張ってしまいます。そして、(気づいていない)本来の自分を押し殺してしまったり、場合があり、これはインナーチャイルドの問題として後から浮上してきます。

親の望むような子供になろうと努力してもなかなか認めてもらえず、劣等感を背負ってしまったり、自分を認められなかったりします。常に満たされない気持ちが心の奥底にあります。

逆に、両親を見ていて、ああいう人間にはなりたくない、そう強く思う方もいるでしょう。

こういった幼少・子供時代の思考・感情が、今の思考のクセを作っている可能性が大いにあります。

ご自分の口癖は何ですか?

次回は、原因② その後のショッキングな出来事の記憶、についてです。

自分を知ること、それは自分の問題を解決する糸口になります。
ちょっとだけ考えてみてくださいね。

それではまた!

About The Author

Hitomi Sano
La Vita Counselling & Spiritual Care代表
佐野 仁美 | Hitomi Sano

心理カウンセラー・サイコセラピスト
バッチ財団登録 プラクティショナー(BFRP)
スピリチュアリスト・ミディアム&ヒーリング・ミディアム
通訳・翻訳(金融、企業法務、心理カウンセリング、スピリチュアル全般)
英国Supiritualists’ National Union (SNU) 正会員, SNU 認定ヒーリング・ミディアム

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