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今年初のプリズン・ボランテイア

今年初のプリズン・ボランテイア

こんばんは、ひとみーなです。
昨日は、今年初のプリズン・ボランティアでした。もう、疲れてボロボロ、ヘロヘロ。歳とったなぁと実感してます。

親がチャンギ刑務所に収監されている、その子供たちのグループセッションのボランティアは、今年で3年目に入るでしょうか。

このプログラムは5歳から18歳まで参加することができ、参加し続けると半年に1回、刑務所の中でパパやママと触れ合うことができます。私は昨年同様、5歳から7歳の最年少グループの担当。

シンガポールのローカル校は、1月から進級します。
昨年担当していた子供たちの中には、一つ上のクラスに移った子もいます。そして中には親が出所し、このプログラムから卒業した子もいます。
見慣れた子達がいなくなったのはちょっと寂しいですが、別れがあればまた新しい出会いがあったりします。この新しい出会いは、ちょっと悲しいものです。何故なら、パパが新しく刑務所に入ったり、今刑務所に入っているパパの子供がやっと5歳になったりしたから。

今回のテーマは「Generosity(寛大さ)」
困っているお友達がいたら、寛大な心でサポートしてあげましょう、そういったテーマに沿ったゲームだったり、絵本読み聞かせだったり、工作だったり、と今回も盛りだくさん。

今回は、13人の子供達に対して1人のスタッフと4人のボランティア。新入りの5歳の子供達は意外と人見知りせず積極的にプログラムに参加し、大いに楽しんでいました。いつも通り、人見知りの問題児も、発達障害児もいました。

彼らのほとんどが、何故パパが離れて暮らしているのかの本当の理由を理解できていません。でも、これから学校でいじめに遭う可能性があります。その時にどう対処していいのかをここで学んでます。

今回は、3組の兄弟姉妹と、同じ施設に入っている3人の子供もいました。施設に入っている子供は、家庭環境が複雑で、近親者に引き取り手がいません。そんな子供もシンガポールにいるのです。その子達は特にアテンションが必要のようで、派手に騒いだり、拗ねたり。日頃寂しいのだろうな・・・私がカウンセリングを担当しているわけではないので、深くは突っ込めませんが。

人には自己責任があります。法治国家にいる以上、自分の犯した罪は、償わなければなりません。

それ以上に、自分の行動が、家族にも影響を与えることを認識する必要があるでしょう。それは、経済的のみならず、感情的・精神的にも。犯罪に限ったことではありません。日々の言動もそう。無責任に発した言葉は人を傷つける可能性があります。

人は自分一人で生きているわけではなく、家族・友人とも交流し、学び、成長していきます。幸い、このプログラムに参加している受刑者のパパママ達(ママもいるのよ)は、その行いを反省し、これからの人生、家族とともに歩むと心に決めている方も多いのが救いです。子供達も、いつかパパママを理解し、寛大な心で彼らを受け止められる日が来ればいいな、そう願います。

さて、この一年で、彼らはどう成長するか。そして私たちはこの幼い子達にどんなメッセージを伝えることができるか。楽しみでなりません。

私のここでのボランディアは、まだまだ続きそうです。

どうぞ良い一週間を!

About The Author

Hitomi Sano
La Vita Counselling & Spiritual Care代表
佐野 仁美 | Hitomi Sano

心理カウンセラー・サイコセラピスト
バッチ財団登録 プラクティショナー(BFRP)
スピリチュアリスト・ミディアム&ヒーリング・ミディアム
通訳・翻訳(金融、企業法務、心理カウンセリング、スピリチュアル全般)
英国Supiritualists’ National Union (SNU) 正会員, SNU 認定ヒーリング・ミディアム

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