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思考のクセ⑨:レッテル貼り(labeling and mislabeling)

思考のクセ⑨:レッテル貼り(labeling and mislabeling)

こんばんは、ひとみーなです。

久しぶりに「思考のクセ」シリーズを書く元気が出てきました(笑)。

最近は、

先日から始まったフィロソフィー講座の準備だったり、来年から始まる予定の「スピリチュアル心理カウンセラー講座(仮称)」の準備だったり、カフェトークの講師登録の準備だったりと、頭の中が結構いっぱいいっぱいでした。

私の周りには、人の助けになりたい、そう思う方が多くいらっしゃいます。

困っている、悩んでいる方の助けになるためには、ミディアム的・ヒーラー的アプローチだけでなく、心理的アプローチも加えて、総合的に問題解決の手助けをするテクニックを学ぶ講座、そんなものを企画しています。

「思考のクセ」は、そのほんの一部になります。

また追ってお知らせしますので、ご期待ください。

今回は、いろいろ決めつけてしまいがちなクセをご紹介します。

思考のクセ その7「レッテル貼り」(labeling and mislabeling)

<どんな人?>

「私はダメダメだから・・・」

「あいつは嘘つきだから・・・」

こんなセリフ、聞いたことあるでしょう。

ひょっとしたら、普段なにげに使っている方もいるかもしれません。

もっといろいろあります。

悪人だから、負け犬だから、生きる価値がないから、愛される価値がないから、

さらには、

血液型O型だから、しし座だから(これ、私のことですが)、

私からしてみれば、だから何なの?ですが(苦笑)。

ダメダメや、嘘つき、悪人、負け犬の定義ってなんでしょう?O型、しし座は、ポジティブのイメージもありますが、ネガティブなイメージももちろんあるでしょう。


何をもって、その言葉がその人全体を表していると決め付けるのでしょう?

自分や他人がそうであるという、明確な理由はありますか?

自分に対して、そして人に対して、一般的なレッテルを貼ってしまい、本当はそうでない部分もあるのに、それを見ようとしない、

そんな思考のクセです。

ひょっとしたら、相手に対して好意的なレッテル貼りをするかもしれません。

あの人は完璧だから、あの人は非の打ちどころのない人だから、

もしそう言われた人は、「私はそんな人ではないのに」と思ったらどうなるでしょう。

<この考えが感情に与える影響は?>

このタイプの方は、人を類型化するのが好きです。自分や他人に対して決めつけを行ってます。

自分に対して、ダメダメだとか、できないとか、価値がないとか、

そういう決めつけをした場合、どうなるでしょうか。

自分自身で勝手に自己評価を下げ、常に劣等感に苛まれ、何をやるにも悲しい気持ち、辛い気持ちになるかもしれません。

また、自分をそう評価することにより、ある意味、できない言い訳を作ってしまっているかもしれません。

他人に対して、根拠のない一般的な低評価・高評価をすることにより、私は本当はそうでないのに・・・と、その人は傷つくでしょう。悲しくなったり、憤ったりするかもしれません。

そのレッテル貼りは、本当に正しい自己評価・他人評価なのでしょうか。

レッテルは、その人全てを表していることなのでしょうか。

<どうやって解消する?>

レッテルという一般的な言葉で自分や他人を評価することにより、本当の自分や他人自身を見ていないことになります。

一度、そのレッテルの定義を確かめてみましょう。

あなたの考える「ダメダメ人間」とはなんなのか。

「嘘つき」とはなんなのか。

「O型」や「しし座」とはどういう人なのか。

自分やその人の全てが本当に「ダメダメ」や「嘘つき」なのか。

何回、実際にそうだったのか。たった数回のことを大袈裟に言っていないか。

自分を「ダメダメ」だと決めつけて周りに言うことにより、何かをしなくても良い言い訳になってないか、責任逃れになっていないか

ひょっとしたら、それは他人と比較して、勉強だったり営業成績だったり、理解力の早さが若干劣ったりしていたかもしれませんが、それが人間の価値を左右するくらい大切なものなのでしょうか。

人間は、一人一人違います。

自分も他人も、一つの言葉では表せません。

「レッテル貼り」を行うことにより、他人との優劣をつけ、自分の可能性を奪うことになります。

人の価値は、他人と比較できるものではありません。

自分の良い面を探してみましょう。絶対にあります。絶対に。もし自分で探せなかったら、家族や友人に聞いてみてください。ないはずはありません。

人から劣っている面があっても、優れている面が必ずあります。その良い面を、ちゃんと認識してみましょう。

きっと心が穏やかになるはずです。

レッテルは不要です。その中に自分を閉じ込めることは不要なのです。

そう考えるクセをつけることにより、自己嫌悪や劣等感は無用と感じられるでしょう。今まで逃げていたことに対して、自然と責任感も生まれてくるかもしれません。

他人に低評価や高評価のレッテルを貼ってその人を傷つけていないかも考えてみましょう。

本当にその人自身をちゃんとみているか。その人の別の面を見つけているか。

もちろん、言動にある種の傾向はあるかもしれませんが、その人を一言では表せないはずです。

レッテルによって自分のネガティブなことしか考えられない自分を発見したら、そしてそれを家族や友人に指摘されたら、何か自分のOKな部分を探してください。そして、相手にもそうしないこと。

そして、感情がマイナスに動いたら、まずは深呼吸。

ここでご紹介しているのは、思考のクセの代表的な形態です。

思考のクセ自体、単独では存在しませんし、人それぞれ生まれ育ちも現在の環境も違うでしょう。

心を健康に保つということは、身体の健康にも自分の魂の健康にも直結します。

この情報が皆様の心の癒しのお手伝いとなりますよう。

About The Author

Hitomi Sano
La Vita Counselling & Spiritual Care代表
佐野 仁美 | Hitomi Sano

心理カウンセラー・サイコセラピスト
バッチ財団登録 プラクティショナー(BFRP)
スピリチュアリスト・ミディアム&ヒーリング・ミディアム
通訳・翻訳(金融、企業法務、心理カウンセリング、スピリチュアル全般)
英国Supiritualists’ National Union (SNU) 正会員, SNU 認定ヒーリング・ミディアム

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