TO Ensembleのコンサート、「宇宙の始まり」
こんばんは、ひとみーなです。
今日はTze Tohというシンガポール人若手作曲家率いる、TO Ensembleのコンサートをエスプラネード・リサイタルスタジオで聞いてきました。
私の友人であり声楽の先生でもあるIさんが、ソプラノで出演するので、その応援に。
Tze (ズィーと読む)のコンサートは前にも何回か行ったことがあり、彼は映画音楽等も手がけ、美しい音楽を描く人。
今回のそのテーマは、「Oumuamua」、ハワイ語で「遠くの世界から一番にたどり着いたメッセンジャー」。10人によるアンサンブルは、ピアノとキーボード、ベースとウッドベース、バイオリンとインディアン・バイオリン、フルート、サックス、パーカッションに、ソプラノとジャズボーカル。1時間半で、11曲。休憩なし、MCほとんどなし。
この組み合わせ、どうなるの?と思って聞いていましたが・・・
無から始まる壮大な宇宙叙事詩。荘厳な音に、昔、喜多郎で聞いたようなシンセサイザー的音で宇宙が生まれ、混沌なる世界になり、生命が始まりやがて複雑になり、星が生まれ、そしてもっと複雑なものが生まれ、最後に美しい地球にたどり着き、その星空を見上げる、そういった、まるでスペースオペラを聞いているようなものでした。
荘厳な音から、複雑になっていくに連れて、まるでシャーマン的とも言えるような原始的音楽に変わり、それが民族的な音になったかと思ったら、現代ジャズのような即興的とも取れる掛け合いに変化し、そして、平和な美しい緑の地球にたどり着く。
今、私は、スピリチュアリズムの講座のテキストを再構築していて、奇しくも、昨日、宇宙の始まりと私たちの魂が今ここにある意義を書き上げたところでした。
本当は、今ある世界って、 はじめは本当に美しかったのだろうな・・・何も汚れのない、本当に美しい世界だったのだろうな・・・いつ、そういう世界に戻れるんだろう・・・
そんな気にさせてくれた、今日のコンサート。
もちろん、Iさんの透き通り冴え渡る美しい高音が、この壮大な叙事詩に花を添えていたことは言うまでもありません。
そういえば、シャーマン的だ、と思ったときに、お香の匂いが漂ったの、気づいたのは私だけかも。
素敵な土曜日でした。
皆様も、たまにはゆっくり好きな音楽を聴くのもいいかも。
良い週末を!