英国Arthur Findlay College便り(4)
学校の名前の綴りがFindleyでなくてFindlayだったことにはたと気づいた、ひとみーなです(苦笑)。イギリスは、少し寒さがぶり返し、隣の敷地の馬も、毛布をかぶってます。
今日は、ヒーリングのお話。
ヒーリングというと、もう世の中多種多様、いろんな人のニーズに合わせたヒーリング手法があります。音を使ったり、香りを使ったり、視覚を使ったり。そして、「私も癒されたい」「自分をヒーリングしたい」方のために、セルフヒーリングを取り入れているところも多いし、人気があると思います。
ヒーリング能力は誰でも持っているということを書くことは、またの機会にするとして、AFCでのヒーリング、特にトランス・ヒーリングは、 クライアントをヒーリングすることを大前提に、講義や実践が進みます。
同じクラスの生徒に、昨年後半から足腰に原因不明の痛みが走り、日常生活に支障が出て来て、このコースで何らかの活路を見出したい、という人がいます。彼女は先生にこう質問しました。
「ヒーラーからトランス・ヒーリングを受けるとき、私もスピリットと繋がって、自分にもヒーリングを送ることはできますか?」
先生の答えは、NO。ヒーリングを受ける場合は、受けることに専念しなさいと。
もう一度書きますが、ヒーリング能力は誰でも持っています。
数あるヒーリング手法の中からスピリチュアル・ヒーリングというものに会い、
それが自分に合うヒーリングだと感じ、
自分のヒーリング能力を、スピリット界からの叡智とエネルギーと繋がり、
スピリチュアル・ヒーリングの域に持って行くには、
ある意味、いろいろな縁と、知識の習得と、努力が必要です。
そして、さらに、トランス・ヒーリングとなると、自己を変性意識状態に持って行き、スピリット界のヒーリングガイドにクライアントのヒーリングの行為を全てお任せするので、スピリット界との信頼関係・コネクション・リンクが強く深くなければ、このヒーリングは成立しません。ここまでくると、ある意味、この能力と崇高なエネルギーは「ギフト」と呼ばれるものかも知れません。
では、何がこの信頼関係を深くするか・・・「想い」なのです。クライアントを癒したい、という想い、つまり、愛、がその原動力になるのです。それだけ、崇高なエネルギーなのです。
スピリチュアル・ワークは「動機」を大切にします。それが、「自己愛」「エゴ」「利己主義」に関わるとしたら、残念ながら限界があるでしょう。セルフヒーリングを推奨しない訳はここにあったのでした。
小難しく書きましたが、スピリチュアル・ヒーリングは、なんのテクニックもいりません。誰でもできる一番簡単なヒーリングで、且つそれを極めることは一番難しい、と思ってます。「想い(Thought)」と「動機( Motivation)」と「練習( Practice)」、に尽きます。
このコースのオーガナイザーであるポーリーンの言葉を引用します。
“Healing is an act of service, a service to God, the Spirit World, and to people in a physical existence who are in need of the help, the service of healing can bring.”
(ヒーリングは、奉仕です。神、スピリット界(霊界)への奉仕であり、そして助けの必要な肉体的存在である人々に対し、このヒーリングという奉仕がもたらされます。)
だいぶ突っ込んだことを書いてしまいましたが・・・要約すると、
• みんな、癒したい想いがあれば、ヒーリングできます
• 愛溢れるスピリチュアル・ヒーリングに興味があるなら、スピリットとつながる練習しましょう
• ヒーリングは「動機」が大切ですよ
です(笑)
今日もまた、ヒーリング三昧の一日。
皆様も素敵な1日をお過ごしください。
(注)スピリチュアル・ヒーリングは、レイキや気功等の「マグネティック・ヒーリング(生体磁気エネルギーを使ったヒーリング)」とは違います。マグネティック・ヒーリングを行う方は、宇宙のエネルギーを使うのでスピリチュアルだとおっしゃる方が多いのですが、スピリット界が直接関わっている方法ではありません。自己ヒーリングにもどんどん活用できます。この話は、いつか、また改めて。
また、ヒーリングは医療行為ではありません。