久しぶりのプリズン・セッション
こんばんは、ひとみーなです。
今日は久しぶりにシンガポールのチャンギ刑務所で、ファミリー・ボンディング・プログラムのセッションに参加しました。
私がカウンセリングのインターンとしてお世話になっていたサルベーション・アーミー(救世軍)のプリズン・サポート・サービスという部署主催の年に2回のこのイベント。
このイベントに家族が参加するには条件があります。子供達(5歳から18歳まで)が収監者のパパママに会うために半年に4回のグループセッションに参加すること、そしてパパも(刑務所の許可を得て)半年に1回のグループセッションに参加すること。そうして初めて、半年に1回、刑務所内の大きなファンクションルームで親子で一緒に2時間、過ごせます。
今日訪れたのは計10棟あるうちの一つで、6家族が参加しました。この棟では、収監者は社会復帰のために芸術、特に絵画や陶芸を学びます。そこら中に彼らの作品が飾られています。それも、かなりのレベル!作品も堪能しました。別の棟はパフォーミング・アーツに重点を置いているとか。麻薬常習者のリハビリ専門棟や、経済犯罪者専門棟もあります。女性専用棟も!
子供たちとパパは、ゲームを通じてコミュニケーションを図ります。途中のおやつタイムでは、パパの膝に乗っておやつを食べさせてもらう子供も。
もう、セッション中は、愛に溢れています!
パパも子供達も、本当に嬉しそう。それを見ているだけで、私も本当に嬉しくなります。このセッションは、自分へのご褒美のようにも感じています。
終了の時間となり、ハグしてキスして、親子は別れます。今日も、子供たちは泣いていました。パパ達も寂しそうにしていました。しばらく会えないものね・・・
こういったセッションは、パパ達のモチベーションを上げるのに非常に役立っていると感じています。もう直ぐ出所する人もいれば、出所までまだ数年ある人もいますが、家族のありがたさ、サポートを肌身に感じて、再犯率が下がるようです。日本ではこんなサポート・サービス、ないですね・・・
明日も、別の棟のセッション。さて、どんな家族愛を感じることができるか、楽しみでなりません。
今日は早く寝ますか。皆様も、良い夢を!