子供へのオープン・クエスチョン
こんばんは、ひとみーなです。
毎日、コロナウイルスの話題で持ちきり。
シンガポールは終息に向かっているようですが、日本はこれからでしょうか?
私も来月に予定していた一時帰国を、ひょっとしたら延期にせざるを得ない状況かもしれません。
焦らず苛立たず、無駄な外出を控え、マスク・手洗いで自分や家族を守る、それしかありませんね。出来るだけ冷静に対処していきましょう。
コロナウィルスの話はもうお腹いっぱいだと思いますので、今日は別の話題。
「オープン・クエスチョン」って聞いたことありますか?「質問術」の勉強をされた方にはもう当たり前のことかもしれません。
あるご家族の話ですが・・・
ご夫婦が喧嘩をなさっていて、子供達と食卓を囲む時、不穏な空気が流れていたそうです。その子供が気を使って会話を作ろうとし、
「ママ、今日のご飯美味しいね!」と突破口を開きましたが、ママは、
「そう?どうもありがとう(ニッコリ)」
「(全員)・・・」
・・・チーン。会話、終了。
残念でなりません。子供が頑張って会話しようとしているのに、ママはそこで終わらせてしまいました。
さて、ここで「オープン・クエスチョン」の登場です。
質問には、「オープン・クエスチョン」と「クローズド・クエスチョン」の2種類があります。
クローズド・クエスチョンは、基本、Yes、Noで答えられる質問のこと。
宿題やった?今日は提出物はあるの?
はい、いいえ、で答えられる、そう言った質問は、クローズド・クエスチョンと言います。その答えが、はい、いいえ、で終わってしまうので、この手の質問は、その先が続きません。一方通行のコミュニケーションでしょう。
ではオープン・クエスチョンとはどのようなものでしょう?
英語でいうと、
Why(どうして)?
How(どうやって)?
非常に基本的なことですけれど、この質問方法は、子供が気持ちを伝えたり、状況を説明するきっかけとなります。
例えば、先ほどのケースですと、
「ありがとう。どう美味しかった?」
「どんなところが好きだった?」
「いつものご飯とどう違った?」
それに加えて、「ママは今日はこのソースにこだわったのよ。」とか、コメントも加えてみると、子供は喜んで話をしてくれるでしょう。もちろんもっと他にもオープン・クエスチョンの方法はありますね。
質問を通じて、子供の気持ちを聞いてあげること。
「その時、どう思ったの?」
「何故、そう思ったの?」
思春期の子供からは、素直な答えが返ってこないかもしれませんが、手を替え品を替え、質問方法を変え、微妙に揺れ動く子供心を受け取ってほしいと思います。
もちろん、反抗期真っ盛りのお子さんは、完全無視を貫くケースも多いです。
でも子供たちの「無視」という行動には何か原因があるはずです。それは、ママの言動かもしれないし、パパの言動かもしれないし、単なるお友達やメディアの影響かもしれないし。
お子さんの気持ちに寄り添い、無理のない範囲で、オープン・クエスチョンをしてみましょう。
もちろん、この質問方法はご主人にも使えます。会話がないご夫婦の場合は、無理せず、少しずつでも、このオープン・クエスチョンを使っていけるといいですね。
カウンセリングの現場でも、バシバシ使っています。ていうか、クライアントさんの状況や気持ちを理解するには、オープン・クエスチョンは欠かせない質問方法です。家族だけでなく、職場や友人との人間関係に悩む方にも、このクエスチョンは欠かせません。
愛する人々との何気ない会話。
実はこれは日々の生活において大変重要なこと。
是非、オープン・クエスチョンを使って、より良い関係性を築いていきましょう。
もしその方法で困ったら、是非お尋ねくださいね。いつかそんな単発講座もできたらな、そう思っています。
もちろん、バッチ・フラワーレメディは大活躍するかもしれません。
明日からの一週間、どうぞ良い日々となりますよう!