思考のクセ②:思考のクセの生まれ方 その2
こんばんは、ひとみーなです。
昨日、75回目の終戦の日を迎えました。皆さま、いろいろな思いをお持ちだと思います。全く気にかけない方もいらっしゃるでしょう。
多くの命が失われました。愛する家族を守るため、国を守るため、ご自身の命を投げ出したり、焼け野原の中で家族の食糧を懸命に集めたり、傷ついた家族を懸命に看護するといった行為はまさに無条件の愛。辛い時代を乗り越えて今があることに深い感謝を覚えます。ここでは長く書きませんが。
さて、前回の思考のクセの生まれ方の続きです。
原因② 過去のショッキングな出来事の記憶
誰しも、自分の人生を変えるような事件の一つや二つはあるものです。
それが自分の言動を左右してしまっている場合もあるでしょう。
例えば、幼い時に、
• 教室でお漏らしをして恥ずかしい思いをした
• 学校帰りにお友達に囲まれて虐められた
• 親に叱られ、暗い押入れの中に長い時間閉じ込められた
幼い時だけではなく、ある程度物心ついた頃、また大人になっても辛い出来事に遭遇しているかもしれません。
• 唯一の味方であるお祖母さんが亡くなって家族の中で孤立した
• 受験に失敗した
• ボーイフレンドに二股かけられて深く傷ついた
• 他人に容姿を馬鹿にされた
これらは単なる一例に過ぎませんが、自分の中で傷ついた記憶があり、そしてそれを消化し切れていないこともあるでしょう。最悪のケースですと、それがトラウマになってしまっているかもしれません。
こんな事件が起きた時、どう思いましたか?
もちろん、そういった出来事の全てが思考のクセの原因になっているとは限りません。
でもその事件によって
「私は出来が悪い(helpless)」
「私は好かれない・愛されない(unlovable)」
「私には価値がない(worthless)」
そう思ってしまっていないでしょうか?
思考のクセは、最近できたものではありません。
親の影響や過去の多くの事件を経て、長い間をかけて形成されてきています。
そのクセは、ある意味において自分を余計に傷つけないよう「防御(言い訳)」の役割をすることもあります。
長年培ってきたクセは、すぐに治るものではありませんが、まずは気づくこと。それが第一歩です。
次回から、思考のクセのパターンを一つひとつご説明していきたいと思います。
自分を知ること、それは自分の問題を解決する糸口になります。
ちょっとだけ考えてみてくださいね。
それではまた!