思考のクセ⑤:心のフィルター(Filtering)
こんばんは、ひとみーなです。
ここしばらく、久しぶりに低空飛行状態でした。心理カウンセラーやヒーラーでも、どんなに健康に注意をしても、調子が悪くなることはあります。今回は気力も体力も上がらず、エネルギー不足。淀んでいました。でもなぜか、講座やセッションになると、テンション高くなるので不思議(苦笑)。
今回は、そんな状態の私が陥った思考のクセをご紹介します。
思考のクセ その3「心のフィルター」(Filtering)
<どんな人?>
自分にとって悪いことが起きた場合、その悪いことばかりに目がいってしまいます。良いことも起きているのに、心のフィルターがそれを遮断し、認識できなくなっている状態の人です。
基本的に自己評価が低い方(low self-esteem)が陥りやすいこのクセ。
何をやっても、
・自分はダメだ
・相手はダメだ
・世の中は終わっている
全てネガティブに考えてしまいます。
ダメなことばかり気にして、思考が負のスパイラルに陥り、そこから浮上するのが難しくなってしまいます。
ふと周りを見回せば、
自分の良いところだったり、
相手の良いところだったり、
美しい景色だったり、良いニュースが流れてたり、
そんなことには気づきません。気づこうともしません。
そのフィルターのおかげで、心の中に入ってこないのです。
私も昔は自己評価がかなり低かったです。なんとか這い上がってきましたが、久しぶりにやってしまいました(もうほぼ復活です)。
<この考えが感情に与える影響は?>
この考え方は、感情にどういう影響を与えるでしょうか。
一般的に、ネガティブな面しか捉えられない人は、
気分が暗くなる、落胆する、悲しくなる、自信が更になくなる、自己嫌悪に陥る、やる気がなくなる、絶望を感じる、生きているのが辛くなる
こんな感情に陥りやすくなります。また過食になったり拒食になったりといった行動に出る方もいます。
どうしてこのような思考のクセができてしまったのでしょう。
ご自分の両親に「お前はダメだ」と言われたことがありますか?
一方で、褒められた経験があったでしょう。それを覚えてますか?
誰かと比較して「自分はダメだ」と思った決定的な出来事はありますか?
誰かよりも自分が誇れるものが一つもないと思ってますか?
いいこと、見逃してませんか?
社会生活を送る中で、どうしても他人や自分の理想と比較してしまいます。
そうして思わぬきっかけで傷つき、ネガティブな面ばかりを追ってしまうクセがついてしまったのかもしれません。
自分や世の中に対してこんな暗い気持ちを持っていたら、生きているのも辛いですね。
そんな暗い感情の波動を出していると、他の方から近づきにくい人だと思われてしまいます。
<どうやって解消する?>
今日の自分がOKだったところをリストアップしてみましょう。
朝、ちゃんと起きれた
定時に会社へ行った
宅配の人にありがとうと言えた
家族に優しい言葉をかけてみた
宿題を頑張った(全部終わらなくてもOK)
テストで前回よりも1点上がった
苦手な人に挨拶ができた
そんな些細なことで構いません。
他人と比べるのではなく、自分がどうしたか、それを考えてみてください。
そして、それを認める練習、してみましょうか。
ネガティブな面を見ないというのはなかなか難しいのですが、
こういった毎日の小さな気づきの中でポジティブな要素を蓄積していくというのも一つの手です。
また、相談できる家族や友達がいたら、思いっきり褒めてもらいましょう。
きっと気持ちが上向きになります。100%ネガティブでできている人間なんて、この世にいませんから。
今の気持ちを癒すため、また明日の、未来の自分が前向きに頑張れるように、
思考のクセをなおす「行動」をとってみましょう。
またネガティブなことしか考えられない自分を発見したら、そして家族や友人に指摘されたら、何か自分のOKな部分を探してください。
そして、感情がマイナスに動いたら、まずは深呼吸。
ここでご紹介しているのは、思考のクセの代表的な形態です。
思考のクセ自体、単独では存在しませんし、人それぞれ生まれ育ちも現在の環境も違うでしょう。
心を健康に保つということは、身体の健康にも自分の魂の健康にも直結します。
この情報が皆様の心の癒しのお手伝いとなりますよう。