ルナのその後とアドレス
こんばんは、ひとみーなです。
安斎妃美香さんと一緒に活動をしている「スピリチュアリストの集い」で、毎月1回サンデーサービスをしております。
今月、私は「アドレス」の担当でした。アドレスとは、スピリチュアリズムのフィロソフィー(地上・霊的人生哲学)のお話になります。サンデーサービスに出られなかった方で、きっとこのお話が必要な方がいるかと思い、内容をシェアさせていただきます。最初はペットの話になりますが、そこから私が感じたことをお話しさせていただいています。
来月のサンデーサービスは8月17日です。ゲスト・デモンストレーターは油井さとこさん、そして安斎妃美香さんになります。詳細はこちら→https://www.spiritualistsgathering.com/event
どうぞよろしくお願いします! それではアドレスをどうぞ。
今日もこのようにアドレスをさせていただけることを霊界そしてみなさまに感謝申し上げます。今日は、ここ1週間に私の身に起こったことをお話しさせていただきたく思います。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、先週までアーサー・フィンドレイ・カレッジのジャパニーズ・ウィーク、日本語通訳付きコースの通訳をしてまいりました。ちょうど1週間前のこの時間に無事帰宅しました。
私、シンガポールの家に2ひきの猫ちゃんがいるんですね。17歳のルナちゃんと、14歳のビー太くん。そこそこシニアな猫ちゃんを置いていくのがやっぱり心配で、お世話を頼んでいるおばさんに、毎日、元気にご飯を食べている写真を送ってもらっていました。
この間の日曜日の夜、シンガポールの家に帰ってきたら、2ひきともオヤツの要求で、ご飯のお皿の近くで待機していました。
翌朝、17歳のルナが倒れたんです。全く立ち上がれず、ガラダを支えてもご飯を食べれない、トイレもできない状況で、プチ・パニックでした。慌ててペット用オムツやチュールを買いに行って、でもチュールを舐める元気もなく、またシリンジを買いに行って、水や薄めたチュールを喉に流し込んでみました。
ルナって、かなりキャラが強い子だったんです。彼女は売れ残りで、1歳半までペットショップの狭いケージの中で過ごしていました。周りの子猫たちが次々ともらわれているのをみていたんだと思います。親の愛情も、甘えることも知らない、兄弟姉妹と遊ぶことも知らない子でした。でも、膝に抱っこした時に、うちの子になる?って聞いた時、小さく「ニャァ」と鳴いたことを覚えています。
一応、ブリティッシュ・ショート・ヘアという名で売られていたのですが、血が濃かったのか、掛け合わせの妙だったのか、耳が遠く、動体視力もなくねこじゃらしが追いかけられず、身体能力もなくジャンプも5センチほどしかできず、ソファーには前足でよじ登り、やっとソファーの背によじ登ったら、そこから落ちて足の骨を折る、もう本当に鈍臭い猫で、抱っこに慣れていないので抱っこ大嫌い。もうマイペースそのもののねこちゃんでした。
ここ数ヶ月、目も白内障で見えなくなり、家の中を迷子になりながら徘徊していたのですが、夕方5時になると、ちゃんとご飯の場所にいて待っているんです。講座が終わる夜9時になると、しっかりご飯の場所の前で、目が見えないにも関わらず私の方を見て、オヤツの要求をする、そんな子でした。
月曜日に倒れ、その日はソファーの上に乗せて夜を過ごしてもらいました。
でも火曜日は、ちょっと弱ってきたということもあり、私のベッドに連れて行き、一緒に寝ました。
そして朝、起きたら、ルナは冷たくなってました。とても平和な顔をして、まるで眠っているような感じで。
きっと私がイギリスから帰るまで待っていてくれたのかなと。確かに、元気で待っててねって言った記憶があります。その約束を守ってくれたのかなって、そう思いました。
ルナと過ごしたこの日々は、ルナ中心に回ってました。ルナがシニアの年齢になったら、ビー太がまだ若くてもシニア用のご飯に変えたり、ルナが好きなおやつを買って毎晩あげたり。ビータを迎えた理由も、ルナがなくなったらペットロスになりすぎるから、そんな理由でした。ビー太、不便ですよね・・・
ルナが眠るように亡くなってから、三日、泣き続けました。正直、会社も休みました。そこいらじゅうに、ルナの存在を感じました。廊下を歩けば、目の前にゆっくりと歩いているルナを感じ、講座の後にはお皿の前にルナを感じ。そこいらじゅうにルナを感じ、その度に寂しさで涙していました。気力も食欲も一切なく、おかげさまでぽっこり出ていた下腹が引っ込みました。典型的なグリーフの症状でした。
一昨日の夜のヒーリングサービスで、私自身、ヒーリングが送られていると強く感じました。
それ以降、ルナの気配を感じても、悲しい寂しい思いをしなくなりました。なぜだかわかりませんが、霊界が私を癒してくれたんですね。ルナがお皿の前に座っているのを感じても、廊下を歩いているのを感じても、ああ、そうだったねって、良い思い出に、霊界が変換してくれたんです。
私の場合は、ペットロスでしたが、実際に愛する伴侶、愛する子供、愛する親兄弟を亡くした方、こちらにいっぱいいらっしゃると思います。写真を見て、気配を感じて、涙している方もいらっしゃるでしょう。
そのヒーリングの後、ちょっと落ち着いたら、こんな考えが浮かんできました。
私にはなにができるか。今、私にできることは何か。私にしかできないことは何か。
考えましたね。今までルナ中心で回ってたこの生活で、ルナはいない。でも、ビー太は残っている。
今までおまけのような存在だったビー太に、私は何ができるのか。
ビー太のお世話は私しかできない。今、目の前で、私を必要としているビー太に愛情を注いであげられるのは、私しかいない。
私にしかできないこと、今の私には、ビー太を、そのねこ性を全うさせることかもしれません。皆さんにも、大切なご家族がいらっしゃるでしょう。その人たちとの関わりで、ご自身しかできないこと、きっとあります。
そうしてもう一つ、私にしかできないこと。
私の地上での人生を歩むこと。
永遠の魂を持つ私たちは、訳あって、この地上のこの体を纏い、生きています。これは、私にしかできません。誰かに代わってもらうこともできません。どんなに辛いことがあっても、どんなに悲しいことがあっても、私たちにはそもそもそれを学びとして変換し、乗り越える力が備わっているんです。
頭でわかっていても、まだ心が追いつかない方もいるでしょう。でも、いつか、このお話を思い出していただければと思います。そして、霊界の愛する方、ペットちゃんとの良い思い出がそれを助けてくださるでしょう。
またルナの話に戻りますが、
ルナって、大の男好きだったんです。女性のお友達には結構塩対応なんですが、友人のご主人とか男性がいらした時は、全力で媚を売るんです。だっこが嫌いなくせに、男性の膝の上によじ登って、上目遣いで顔を見上げて。全くもう、って感じです。
父が生前、遊びにきてくれた時もそうでした。きっと霊界で、父の膝の上で、思いっきり甘えていることでしょうね。そんな二人と再会するのがとても楽しみです。
聞いてくださり、ありがとうございました。

