LA VITA SINGAPORE

子供の問題と、ペアレンティング

子供の問題と、ペアレンティング

こんばんは。今日は心理カウンセラー・サイコセラピストのひとみーなです。

シンガポールでシンガポール・カウンセラー協会(Singapore Association of Counsellors)の登録カウンセラーになると、定期的にスーパーバイザー・カウンセラーのセッションと、毎年一定量のトレーニングを受けることが義務付けられています。何故なら、カウンセリング技術の向上という意味もありますが、カウンセラー自身の精神安定のためでもあります。ちょっとヘビーなカウンセリングをした後、そのクライアントさんに感情移入し過ぎたり、自分の気持ちが動揺するのを防ぐため。燃え尽き症候群防止にもなります。

昨晩は、私のスーパーバイザーとのセッションの日。前回から今回までの私が行った個人・グループセッションで、疑問に思ったこと、改善策、その他、いろんなカウンセリング手法についてとことん話し合いました。もちろん、私たちカウンセラーの間では守秘義務がありますので、その点はご安心を。

私のスーパーバイザーは、協会でもとてもシニアなインド系シンガポール人男性。 もう1年近くお世話になっています。とても細かい気遣いの方で、多くの経験談をお話ししてくださいます。ほぼ2時間、お互い喋りっぱなし(笑)。

昨日のメインのトピックは、「ペアレンティング」。

子供のカウンセリングをやっていて、カウンセラーやソシアル・ワーカーたちとよく話題になるのが、「ペアレンティング」。つまり、子供の問題に対する親の向き合い方。子供の感情的や行動的問題は、親子関係を見て、子に対する親の態度を考えなくてはなりません。

例えば、万引き癖のある小学生の男の子の話。彼は、文房具屋に行って、ペンやら消しゴムやらを万引きしてしまいます。学校の先生やカウンセラーも、その問題行動については、彼を傷つけないよう精一杯の配慮をして指導していました。両親は中華系で、それぞれビジネスをもち世界中を駆け回っていて、普段はヘルパーさん(メイド。シンガポールでは、比較的裕福な家庭では、フィリピン人等の住み込みのヘルパーさんを雇い、家事全般を任せるのが普通)と二人暮らし。

カウンセラーは、彼の「行動」と「思考」の癖を直すお手伝いをします。数回のカウンセリングを受け、彼はそれが「悪いこと」であることを理解しました。

でも、彼の気持ちの部分は、どうしても収まらない。
つまり、彼は「親の愛情」が欲しかった、「親の注目」が欲しかった、「万引き」=両親が帰ってきて警察に迎えにきてくれる、だったのです。まあ、想定内の話ですね。

スーパーバイザーは、それからとことん、両親と話し合いました。そして、お母さんは、仕事を辞める決断をし、いまは彼のそばにいて、問題行動はなくなったそうです。

これは、ほんの一例。子供の問題が最初のメインでしたが、両親の不仲や暴力問題に端する子供の精神的影響は思っているより大きいものです。
ペアレンティング・・・ファミリー全体が良い方向性に向かう、カギとなります。

ファミリー・カウンセリングは重要性がここにあります。
一口にファミリー・カウンセリングといっても、やり方は色々。
まずそれぞれの親から話を聞き、子供達から話を聞き、そしてファミリー全体をまとめる。カウンセリングでは、縺れた糸を、一つ一つ丁寧に、ほぐしていきます。

今回のケースでは、お母さんが納得して自分のキャリアを捨てる形になりましたが、これからはそのお母さんが、自分のストレスに立ち向かう番。なんで私が会社をやめなきゃいけないの?なんで旦那じゃないの?一日中家にいるのは耐えられない。私の将来はどうなるの?子供の勉強を見ていい成績取らせなきゃいけない。等々。

これはお母さんだけの問題ではなく、お父さんの協力が不可欠。

ファミリーは、生き物。バランス。ハーモニー。

もしや、と思ったら、どうぞお気軽にご相談ください。

ファミリーで、素敵な夜を!

About The Author

Hitomi Sano
La Vita Counselling & Spiritual Care代表
佐野 仁美 | Hitomi Sano

心理カウンセラー・サイコセラピスト
バッチ財団登録 プラクティショナー(BFRP)
スピリチュアリスト・ミディアム&ヒーリング・ミディアム
通訳・翻訳(金融、企業法務、心理カウンセリング、スピリチュアル全般)
英国Supiritualists’ National Union (SNU) 正会員, SNU Trainee Healer

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